サマー・ダイス・レコード

これはサイコロを振り続ける男たちの物語

秩父旅行~僕らは川に流される~後編act3

前回のあらすじ?

旅館とお寺をあとにしたメンバー3人は長瀞へ向かうのであった。

バス車内

七瀬 「結構遠いんだっけ?」

灰色狼「わからない。」

七瀬 「そうかー」

窓の外を眺める七瀬その時後ろから

ブシモ!

七瀬 「だれだ。バンドリやってるの?」

ステイサム「俺だ。」

そう答えるステイサムそして

灰色狼「・・・・・・・」

無音&無口でバンドリをやる灰色狼

七瀬 「よく無音でできるな?てかイヤホンしなさいよ。」

灰色狼「イヤホン忘れた。」

七瀬 「それはー乙、と思ったけど俺のイヤホン後で使うか?」

灰色狼「いや?それは悪いよ。七瀬さんも使うだろ?」

七瀬 「いやさ、俺イヤホン忘れたと思って買っちゃたんだけどヘッドホンも持ってきてたから一つ余るさ。」

灰色狼「有難くお借りします!」

七瀬 「OK、あとでみんなで協力ライブしようぜ。

その後バンドリの難易度やどの辺が苦手かなど3人で話しながら駅に着く。

ステイサム「駅前なのに、駅がない。」

灰色狼 「確かに。」

七瀬 「ん?お前たちここに来たことあるだろ?」

ステイサム「あったけ?」

七瀬 「あるはずだぜ、前回秩父に来た時サイコロでこの駅を引いてるはず。確か駅はこっちだ。」

ステイサム「まじか。」

無事に駅に着く3人、駅構内にて

七瀬 「ほい、狼これを使うといい。」

ヘッドホンを手渡すが

灰色狼「七瀬さん、やっぱり借りれないわ」

七瀬 「なんでさ?別に遠慮する必要は」

灰色狼「いや、俺のスマホプラグ無いんだ。」

七瀬 「あ・・・・・そういうことか。すまねぇ、力になれなくて。」

灰色狼「気持ちだけ受け取っておくよ。」

数分後、電車に乗り込み長瀞へ向かう車内

バンドリの協力ライブを行う3人

七瀬 「すまん・・・・またミスった。」

灰色狼「ドンマイです。」

七瀬が全力で足を引っ張ていた。そしてライブ中に長瀞へ到着

バンドリをしながら下車。長瀞到着。

ステイサム「じゃ、俺はちょっと短パン売ってる場所探してくる。」

ステイサムはカヤックに乗る際に履く短パンを忘れていた。

七瀬 「俺も少し席外す。」

灰色狼「俺はまってようかな。」

しばらくの間別行動をすることになる。

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10分後

七瀬 「やぁ、狼!ステイサムはまだ戻ってこない?」

灰色狼「まだだねー」

七瀬 「だよなー、この音なんだろう?」

不意に聞こえる蒸気音

七瀬 「・・・そうか、そいう言うことか!まだ間に合うかな??」

一人わかったようなことをいう七瀬

七瀬 「狼、ちょっと荷物任せた!!」

灰色狼「?わかった。」

そのまま踏切まで走り出す七瀬。その理由とは

七瀬 「よかった、間に合った・・・・・あとはどこで撮影するか・・・」

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そう、この日はパレオエクスプレスの運行日だった。

撮影を終え、灰色狼のところへ戻る七瀬

七瀬 「いいものが見れたよ!」

灰色狼「何を見てきたんだい?」

七瀬 「パレオエクスプレスってやつだ!平たく言うと蒸気機関車

灰色狼「なるほど、どうりで人が多いわけか。」

その10分後

ステイサム「どこにも売ってなかった・・・・・・」

七瀬 「意外とあるかもと思ったけど無かったか。」

灰色狼「そろそろ案内所に行こうと思う。」

七瀬 「調べたのではなかったのか?」

灰色狼「念のために、それに短パン売ってる場所も見つかるかも」

ステイサム「よし、行こう」

案内所にて

灰色狼「この名前の店に行きたいのですが。」

案内所の人「あーここなら、この地図のあたりになりますよー」

ステイサム「あと、すみません。このあたりで服とか売ってる場所ってありませんか?」

案内所の人「あーそれは隣の駅に行かないと無いですね。ドラッグストアに売ってるかどうか。」

ステイサム「ありがとうございます。」

目的地の場所もわかり案内所を出たところで

ステイサム「もう、ドラッグストアには行ったんだ・・・・・」

七瀬 「まじか、もうあきらめて狼から借りなさいよ。」

灰色狼「貸すよー」

ステイサム「お借りします。それにしても」

七瀬 「うん、この地図の場所見覚えがあるなぁ、前回とは違う店なんだよ?」

灰色狼「違う店だよ。地図上同じだけど。」

七瀬 「ほかに店あったような、無かったような。」

ステイサム「なかった気がする。」

七瀬 「あれ?でもなかったけ?」

 

そんな言い争いをしつつ、とりあえず昼飯をとることにし

蕎麦屋に入っていくのであった。